こんにちは、Favomag編集部のnakadeです。
- 直方体の切子灯籠のことをキリコと言い、
そんなキリコが担ぎ出される活気に溢れたお祭り“キリコ祭り”。
夏から秋に行われ能登を彩っているようです。
今回は、七尾市のキリコ祭りに注目し全5選をご紹介していきたいと思います。
では見ていきましょう!
【七尾祇園祭(ななおぎおんまつり)】
開催日:7月第2土曜日
場 所:石川県七尾市山王町(及び市街地東部)
まず、七尾市のキリコ祭りの中で一番初めに行われます「七尾祇園祭」。
こちらは七尾市の中心、大地主神社である山王神社の夏祭りです。
やっぱりクライマックスである夜が見どころですね!
お祓いを終え大地主神社の境内に大小11基のキリコ奉灯が勢ぞろいするんです。
そこで奉灯に笛や太鼓の囃子(はやし)衆が乗り込み、若衆が50人余りで担ぎ出します。
燃え上がるかがり火の周りを奉灯が競うように乱舞し、
その奉灯を指導する赤襷(あかだすき)の指導者の統率ぶりは見ものです!
祭りの締めには「七尾まだら」という祝儀唄も披露されます。
【塩津かがり火恋祭り(しおづかがりびこいまつり)】
開催日:7月第4土曜日
場 所:石川県七尾市中島町塩津地区
次は「塩津かがり火恋祭り」です。
このお祭りは、山側の男神である「日面神」と海側の女神の「唐島の神」が、海の上で年に一度のランデブーを楽しむというロマンチックなお祭り。
神輿とキリコを乗せた船が海へと漕ぎ出し、その際に流し火が作る光の道はなんとも幻想的で素敵です。
さらに両神が出会う場所でもある、海に浮かぶかがり火も見どころになっています!
【能登島向田の火祭(のとじまこうだのひまつり)】
開催日:7月最終土曜日
場 所:石川県七尾市能登島向田町
つづいて「能登島向田の火祭」です。
こちらの祭りも男神「伊夜比古神」と女神「伊夜比咩神」が年に一度のランデブーを楽しむお祭りになります。
燃え盛る能登一の巨大松明が見どころですかね!
この松明が、山側に倒れると豊作になり、海側に倒れると豊漁になるといわれているそうです。
観客でも手松明を持ち参加できるそうなのでぜひチャレンジしてくださいね!
様々な囃子がお祭りをより一層ドラマチックにしてくれますので、そちらにも注目です。
【石崎奉燈祭(いっさきほうとうまつり)】
開催日:8月第1土曜日
場 所:石川県七尾市石崎町
さらに「石崎奉灯祭」。
漁師町であるが故、海の男が熱い血潮をたぎらせるお祭りとなっています。
このお祭りで使用されるキリコは高さ15m、幅3m、重さはなんと…
2tもあります!
担ぐキリコとしては最大級な大きさだそうです。
そんな巨大なキリコを担ぐのが、ねじり鉢巻、さらしに地下足袋姿のおおよそ100人の男達。
そんな男達の統制のとれた動きなんかもこのお祭りの見どころです。
そしてクライマックスで見られる、奉灯の胴体部分に記された「大書」と豪快な武者絵。
それらが闇の中に浮かび上がりとても幻想的になるのです。
【新宮納涼祭(しんごうのうりょうさい)】
開催日:8月14日
場 所:石川県七尾市中島町藤瀬
最後に「新宮納涼祭」。
七尾市中島町釶打地区には鎮座する藤津比古神社があり、
その神様に夕涼みを楽しんでもらおうと始まったお祭りです。
こちらの見どころとしては、キリコの明かりがろうそくであること。
ゆらゆら揺れ進む明かりの姿は美しいですよ。
祭り唄の「やんさこ」の唄にあわせ境内をゆったり練り歩いたあと、
「水落とし」と呼ばれる広場に向かい、神輿を中心にキリコが横一列に並びます。
その光景もすっごく壮大で見る価値あり!
ドラマチックな七尾市のキリコ祭り
七尾市のキリコ祭り、勢いがあったりドラマチックだったり…
みんなそれぞれに見どころがあり素敵です。
ぜひ気になったお祭りに足を運ばれてみてはいかがでしょうか!
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