白山開山1300年記念フォトジェニックを探す旅 うらら白山人×Favomag
時を超えて今も守られ続く景色、建築、文化遺産。高層ビルやデパートという都会的な表情はないけれど、心惹かれる風景が静かに残っているコースです。このエリアは白山から日本海へと注ぐ手取川の下流にあり、海も間近ともあり、かつて北前船で栄えた豪商、あるいは豪農が居住していたそうで、彼らの名残がそこかしこに色濃く残るのも特徴。幕末、明治、さらにはそれ以前の時代へタイムスリップしたかのようなノスタルジーを感じながら、海へと向かって巡ってみてください。
加賀藩千石預り
肝煎役(庄屋)の館
多川家のお屋敷で
貴重な資料を見学。

多川家は藤原氏の流れを組み、加賀藩庄屋も務めた旧家で、約800年の歴史を持つ豪農ともあり、お屋敷も庭もとっても広いんです。主屋の各部屋の多くにはお城の一室みたいに御簾がかけられていて、大切な人をお迎えしていたそう。「勝海舟や元田肇など有名な歴史人も訪れていたんですよ」と聞いてびっくり!
金色に包まれた土蔵内展示室には、学術的にも貴重な加賀藩伝世品が多く、代々の当主によって大切に保管されてきました。現当主さんの説明を聞くたびに、驚きの連続です。


2004年に国登録有形文化財にも登録された主屋は、数十年前まで実際に主屋でも暮らしていたそうで、所々にかつての暮らしぶりを感じられます。何を思って窓や鏡を眺めていたの…往時に思いを馳せてみて。
加賀藩千石預り肝煎役(庄屋)の館 多川家
☎076-277-1718 白山市四ツ屋町38
(開)9:00~18:00(入館は~17:00)
(料)大人500円、中高生300円、小学生200円
(※団体要予約)
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私財を投じて私立図書館を設立。
それほどまでに本を愛した主の館。
多くの人に読み込まれてきた蔵書たち。現在は保護のため本に触れられませんが、書庫や書斎の本棚に美術品のように美しい背表紙が並ぶ光景は、とてもフォトジェニック。

門の前の小道、そして門から玄関までの間には竹が多く植わっていて、ひんやりとした風と静寂を感じられます。いつ訪れても静かに迎えてくれる光景は、同時にどこか懐かしい気持ちも呼び起こしてくれるから不思議。
呉竹文庫
☎076-278-6252 白山市湊町ヨ146
(開)9:00~17:00(入館は~16:30)
(休)月曜(祝日の場合は翌日)、
年末年始、資料展示
入替期間(料)一般300円、中学生以下無料
白山開山一三〇〇年記念企画展
[呉竹で白山を知る] 10月31日(火)まで開催中
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美川駅2Fにあるカフェ兼待合室。店内は木のぬくもりに満ち、座りごこちの良い素敵なソファーと本棚もあって、一瞬ここが駅だということを忘れるほど。かわぎしの上シロ丼やふぐの子ペペロンチーノなど、美川にあるおなじみのお店や食材とコラボしたオリジナルメニューが多く、気軽にご当地グルメが楽しめます。
美川37cafe
☎076-278-7788 白山市美川中町ロ221-1(JR美川駅2F)
(営)7:00~20:00 (休) 年末年始
http://mikawa37cafe.com
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波がおだやかに打ち寄せる
小舞子海岸をゆるりとおさんぽ。
「日本の渚百選」に選ばれている小舞子海岸は、夏は海水浴、そのほかの季節は海釣りやおさんぽを楽しむ人が訪れ、思い思いに自由な時間を過ごしています。日本海に面しているので、夕陽が沈みゆく光景は胸をじんと焦がす美しさ。もしかしてこの海に北前船が行き来していたのかな…と思うと、浪漫的ですね。
兵庫県の舞子の浜に似ているから「小舞子」と名付けられたとか。打ち寄せる波の音を聞きながら、サラサラな砂の上を歩いていると、自然と心がおだやかになってきそう。
太平洋や南の海とは表情が異なる日本海。砂浜、海の色、陽の光…美しく広大な海を前に、心が解きほぐれていくのを感じて。落ち着いたり、癒されたり、ちょっとだけ切なくなったり。歩くほどにじんわり心に染みてきます。
小舞子海岸
白山市湊町井1-3
▶︎MAP

素朴さの中に深い歴史と神秘性も感じられる白山市の街は、触れるほどに「新しい魅力に」に気付いていく――霊峰白山を、白山市の街と人を巡るストーリー動画です。
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