2017年住みよさランキングで、かほく市4位、野々市市5位にランクイン!かほく市がどこにあるかをご紹介します。

こんにちは、Favomag編集部の高井です。
速報です!東洋経済新報社が2017年6月20日に公表した「住みよさランキング2017」で、石川県からかほく市が4位、野々市市が5位、能美(のみ)市が9位にランクインし、北陸の7市がTOP10入りをするという結果になりました!

住みよさランキングはどうやって算出しているの?

こちら、順位表になります。

出典:東洋経済新報社HPより

この住みよさランキングは、全国の791都市と東京23区を対象に、15の統計指標を用いて、「安心度」「利用度」「快適度」「富裕度」「住居水準充実度」の5部門でそれぞれ順位を付けてから、総合して住みよさの順位を算出しています。

▼5つの観点と算出指標
[安心度]
○病院・一般診療所病床数(人口当たり)/2015年10月:厚生労働省「医療施設調査」
○介護老人福祉施設・介護老人保健施設定員数(65歳以上人口当たり)/2015年10月:厚生労働省「介護サービス施設・事業所調査」
○出生数(15~49歳女性人口当たり)/2015年度:総務省「住民基本台帳人口要覧」
○保育施設定員数-待機児童数(0~4歳人口当たり)/2015年10月:厚生労働省「社会福祉施設等調査」、2015年4月:厚生労働省「保育所関連状況取りまとめ」
[利便度]
○小売業年間商品販売額(人口当たり)/2014年:経済産業省「商業統計」
○大型小売店店舗面積(人口当たり)/2016年4月:東洋経済新報社「全国大型小売店総覧」
[快適度]
○汚水処理人口普及率/2016年3月:国土交通省・農林水産省・環境省「汚水処理人口普及状況」、各都道府県資料
○都市公園面積(人口当たり)/2015年3月:国土交通省調べ
○転入・転出人口比率/2013~2015年度:総務省「住民基本台帳人口要覧」
○新設住宅着工戸数(世帯当たり)/2013~2015年度:国土交通省「建築着工統計調査」
[富裕度]
○財政力指数/2015年度:総務省「市町村別決算状況調」
○地方税収入額(人口当たり)/2015年度:総務省「市町村別決算状況調」
○課税対象所得額(納税者1人当たり)/2015年度:総務省「市町村税課税状況等の調」
[住居水準充実度]
○住宅延べ床面積(1住宅当たり)/2013年10月:総務省「住宅・土地統計調査」
○持ち家世帯比率/2015年10月:総務省「国勢調査」
▼評価方法
15指標それぞれについて平均値を50とする偏差値を算出し、それらを平均して「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」「住居水準充実度」の部門ごとの評価、および総合評価を行っている。また、市町村合併のあった市については、転入・転出人口比率など整備不能なデータを除いて算出している。

出典:東洋経済新報社HPより

石川県の市は 一つ一つの順位はバラつきがあります。しかし、トータルでいくと、住みやすいという結果になっているんですね。 千葉県や愛知県の市と肩を並べているなんて、誇らしい結果です!

石川県に絞ってみてみると、こうなりました。

石川県内の市をピックアップしてみると・・・

4位かほく市(前年7位)
5位野々市市(前年4位)
9位能美市(前年10位)
20位白山市(前年25位)
28位七尾市(前年33位)
38位小松市(前年29位)
86位金沢市(前年102位)

出典:東洋経済新報社HPより

となりました。

野々市市がずっと石川県ではトップだったのに、今年はどうしてしまったのでしょうか。
野々市市は、金沢市に隣接しているから、新幹線などの鉄道利用にも便利な都市です。金沢市だけでなく、小松空港にも行きやすい位置にあります。
そのため、野々市市は「利便度」が全国1位です。城下町だった金沢市に比べて、道路の道幅も広く、イオンやコストコなどの大型店も野々市市にあります。また、安心度も11位と高い水準にあります

子育て支援センターなども車でのアクセスがしやすいので、子育て世代の方には人気があるという話も聞きました。それ以外に、野々市市はコミュニティバスが充実しており、高齢者は日中、車のない子連れ世代にも支持を得ているそうです。

かほく市ってどこにあるの?

次に、今回4位になったかほく市。あまり知られてない市だと思いますので、ご紹介します。
まずは地図で確認してみましょう。

かほく市、実は、金沢市とは隣接していません。
かほく市は、「とり野菜みそ」のまつや本社がある市です。かほく市は、河北郡5町のうち、高松、七塚、宇ノ気の3町が合併してできた市なのです。

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人口は約3万5千人で、加賀地方の中でも人口は少ない市となっています。

利便性が33位という点では、「イオンモールかほく」などの大型ショッピングモールがあるということで野々市市と類似していますが、住居水準充実度が高いということもポイントなのではないでしょうか。高評価の裏には、持ち家率の高さがあります。なんと、85.3パーセントです。超低金利のため、住宅ローンが組みやすくなり、家を建てる人が増えているという話はよく聞きますが、この高水準はすごいと思いませんか?!

そ・れ・は…2011年から始まった、『定住人口増加プロジェクト』で若者の流出防止と流入促進にかほく市は取り組んできたことが、今回の結果に繋がっているのです。

かほく市の定住促進対策として、45歳未満を対象とした『かほく市若者マイホーム取得奨励金』制度が挙げられます。これは市内に新築・購入(中古でも可能)して生活する人に対して、最大200万円の奨励金を交付しています。
45歳未満ってちょうど子育て世代をターゲットにしていますね。子どもが小さいときに家を建てる家庭が多いですよね。子育て中はお金もかかるし、奨励金は子育て世代にとってありがたい制度になっています!

また、『かほく市新婚さん住まい応援事業補助金』制度も注目です!40歳未満までの新婚世帯の賃貸住宅入居に対する補助金制度です。それ以外に、出会いサポート支援事業、不妊治療費の補助、子どもの医療費は18歳まで無料と若年層の定住に力を入れているのです。

さらに昨年から子育て環境充実を図っています!石川県の強みは、待機児童がゼロってところですもんね。

また、今年から『かほく市若者マイホーム取得奨励金』制度と『かほく市新婚さん住まい応援事業補助金』制度も拡充しました、とかほく市のHPで公表しています。若い世代の入居が増え、出生率が上がっていくと、さらに順位が上昇する可能性もありますね!

出典:かほく市HPに住宅についてのページを参照

日本海に面していて、山もあり、自然環境がとても充実している、かほく市。これからも注目度高いですね。

石川県の都市は住みやすいかを検証しました。

北陸三県でトップ10に入ったのは、7市となり、昨年の6市からさらにまた1市増えました。すごいですね。北陸強し。ちなみに、千葉県印西市が6年連続で1位となりました。おめでとうございます!!

これからも北陸の市が上位にランクインが予想される、住みよさランキング、毎年注目していきたいと思います!!

    • Yosaku Ishiya

    「川北郡」ではありません!「河北郡」(かほくぐん)です!
    「宇ノ木」ではありません!「宇ノ気」(うのけ)です!

      • takai

      ご指摘ありがとうございました。修正させていただきました。今後、このようなことがないように、チェック体制を強化していきます。ご連絡ありがとうございました。

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